平野部の雪が融け、土の匂いが感じられる季節になってくる頃、僕の体からはガソリンやオイルの匂いが感じられるようになる(笑)そう、いよいよ。バイクのオンシーズンの到来!
 道路から雪が完全に消える春は、永い冬をカバーの下で過ごしてきたロードマシンを目覚めさせる季節。外していたバッテリーのコードを繋いでガソリンコックをONに戻し、キックペダルなら軽くクランキングをしてオイルをまわして、エンジンをかける。一発でかかればふだんの整備のたまもの。バイクに誉められた気がして嬉しくなる。
 さて、春はどこまできているのか、それを確かめるためにちょっと高いところへ向けて走ることにした。今回の目的地は、富山市内から約30分、眺望が良い猿倉山「風の城」。
 冬は雪と風で、ほとんどバイクでは走れなくなってしまうこの辺りは、春の訪れを"感じる"には絶好のポイント。この季節、ぜひ訪れてみたい場所だ。
 富山駅からならば、南へ向かって掛尾の交差点を右折。婦中大橋手前の交差点で左折し、ガソリンスタンドの手前のY字路を右折、突き当たりを左へ行くと県道69号線だ。この国道41号線と並走する県道69号線。この道は広いくて、眺めもいいし渋滞も少ないから、特にバイク初心者の人にもおすすめ。初めて買ったバイクをトコトコと走らせるのに混雑した街中は不向き。広々とした風景の中の方が気持ちがいいし、操作だって落ち着いてできるはず。のどかな田園風景の中、踏み切りを渡ったら左折。国道41号線へ出る。

富山市の扇状地を一望。海まで見える眺めがいい。穏やかな日だと風も気持ち良い。
 猿倉山へは神通川を渡る橋手前で左折するようにと看板が出ている。これが結構、初めてここへ訪れた時には分かりにくくて、何度も近くをグルグル廻ったのだ。看板に従って、だらだらした登り坂を上がる。ゆっくり進むと眼下に広がる町並みの変化が楽しい。坂を上がった所に交差点があって、ここを右に行くとすぐに猿倉山だ。ここの看板も、分かった後にはなんという事はないんだが、最初は迷って直進した。でも、このずーっとまっすぐに走っていって、突き当たりを右にグルっとまわる道はいい感じなんである。特に遅いバイクでトコトコのんびりと走りたい時にはピッタシ。  冬の間は暴風雪で、道が雪ですぐに隠れてしまうくらい天候が荒れる猿倉周辺も、今日は春の訪れを告げるようにポカポカ陽気だ。
 思わずバイクを停めてノンビリしたくなる。ワインディングを駆け抜けるだけがバイクの楽しみ方ではないわけで、こんなのもイイ。
晴〜れたそら〜、そ〜よぐ風〜♪(いちいち歌わなくていいって。)
路肩に停めて、ちょいと一服。横の土手を見れば草が新しい芽をひょっこり出していたりする。
 猿倉山へは神通川を渡る橋手前で左折するようにと看板が出ている。これが結構、初めてここへ訪れた時には分かりにくくて、何度も近くをグルグル廻ったのだ。看板に従って、だらだらした登り坂を上がる。ゆっくり進むと眼下に広がる町並みの変化が楽しい。坂を上がった所に交差点があって、ここを右に行くとすぐに猿倉山だ。ここの看板も、分かった後にはなんという事はないんだが、最初は迷って直進した。でも、このずーっとまっすぐに走っていって、突き当たりを右にグルっとまわる道はいい感じなんである。特に遅いバイクでトコトコのんびりと走りたい時にはピッタシ。  冬の間は暴風雪で、道が雪ですぐに隠れてしまうくらい天候が荒れる猿倉周辺も、今日は春の訪れを告げるようにポカポカ陽気だ。
 思わずバイクを停めてノンビリしたくなる。ワインディングを駆け抜けるだけがバイクの楽しみ方ではないわけで、こんなのもイイ。
 猿倉山スキー場の左手に山頂へと上がる坂道がある。坂の途中には車が4、5台停めれるくらいの駐車場もある。ここは夜景スポットとしても知られざる名所。頂上の駐車場まで上がると、アスレチックで遊ぶ家族連れなどが、ちらほらと来ている。バイクを停め、遊歩道を歩いて風の城まで歩いて上がることにする。遊歩道は結構な勾配で、冬のバイクに乗る服装だとあっという間に汗だくになる。時折吹く冬のなごりのような風が冷たくて気持ちいい。中腹付近で雪が現れ登りずらくなってきた。春は”猿倉山”の頂上すぐ下まで来ていた。
お知らせ

どーもー。ツカです。今回登場したサベージというバイク。今年の1月に個人売買で千葉から乗ってきました。陸運支局での手続きから、修理、ユーザー車検までを「サベ日報」というコーナーで公開しています。興味のある方はこちらも御覧下さい。




いつも晴れるとは限らないけど、やっぱり晴れるとバイクは楽しい。この日は、冬のバイクに乗る様な服装だとちょっと暑いくらい。服装は上から厚手のマフラー、革ハーフコート、革パン、インナーズボン、厚手の靴下、革ブーツといったところ。長く走るにはこのくらいの重装備が便利でしょ。
だらだら坂をノンビリと登る。ここを登ったら風の城が見えてくる。