▲フィルター単体・・・ケース内に納められるタイプ。(今回のサベージはこのタイプ)



▲カートリッジ式・・・バイクのエンジンから飛び出してるついているタイプ。フィルターレンチで取り外しを行う。

オイルフィルター
 オイルフィルターとはオイルを浄化する「ろ紙」。オイルはエンジン内部を循環していろんなゴミを拾ってくる、それをろ過して取り除くのがフィルターの仕事。燃焼系からの異物から、ギヤ削りカスまでいろいろ入ってくるので、これも定期的に交換する。僕はオイル交換2回につき1回は換えるようにしているけど(つまり年1回)、理想を言えば毎回換えるのが良い。今回も交換。しかし現実はと言えば巷には、売られてから一度もオイルフィルターを換えていないバイクなんてのも存在する。ここを換えておかないと後で泣きを見ますよぉ〜。

 オイルフィルターを外すとゴムのリングがポロリととれてくる。これはOリングといってオイルが漏れてこないようにしているものだから、これも交換するのがいい。また、カートリッジ式など、閉め込む場合にはオイルをうっすらと塗って閉めてやるとスムーズにはまるはずだ。

 フィルターのタイプは「エレメント単体」と「カートリッジ式」がある。昔のバイクでは遠心式(金網)なんてのもあったんだけど今は見ないね。

オイル添加剤
 この類いの物は怪しい物も結構ありそう。ただ良い物は本当に効きます。でもそういう物は高かったりします。オイル同様「値段=性能」というのもある程度は現実です。
 今回は最近ネットでも話題のオイル添加剤「PAPAコーポレーションのスーパーゾイル」を使ってみた。250mlで5,800円もする物だから、僕のような貧乏人は悩んだ悩んだ。このサベ君(SUZUKI SAVAGE)が古いバイクだけに、どの程度効果が出るのか不安だったというのもあるし、僕が元来この手の物はあまり信用しない質で、バイクは日頃の整備と愛情を注いでいれば良いのです。なんて思っているからなのだけど、結果 はメカノイズが減少したうえに、圧縮もよくなった。おかげで、エンスト防止にと上げていたアイドリングも少し下げ、単気筒バイクらしい排気音でドッドッドっと走れるようになった。こいつははっきり言って効果 アリ。で、エンジンはいまだ好調。古いエンジンの方がその効果は分かりやすいかもしれないね。
 そうそう、オイルを交換するだけでもエンジンの調子は良くなります。だからもし添加剤を入れる時は、できれば少し走って新しいオイルでどの程度エンジンが変わったかを確認してから使ってみる方がいろいろ比較できるよ。

鉱物油 vs 化学合成油
 鉱物油は原油から精製して造られた物、化学合成油は原油を化学合成して造られた物、それらをブレンドしたものが
部分合成油。植物油なんてのもある。最近はほとんどが化学合成油だ。
 たまに「オイルを自分でブレンドしたら?」って話を聞かれるけど、これらは基本的には混ぜたからといって、それが直接エンジンをとめたりすることはないのだけど。そもそも混ぜればオイルの性能は落ちます。ギリギリ動いているボロエンジンなんかだと、動かなくなったりする場合もありますよ。(←混ぜたアホゥ(-o-;))
 もっともオイル交換する時にもオイルが全て抜けるわけではありませんし、少し残ったオイルと新しく入れたオイルとは常にエンジンの中で混じってしまうわけですから問題はそれほどないハズなんですが、でも現実にはハズというのも裏切られることもあります。だから、言います。「違うオイルを足したり混ぜないで、金ケチらないでオイルは交換しましょう、交換!」

ウェットサンプ vs ドライサンプ
 オイルの潤滑形式だ。ハーレーやSRとかがドライだったかな。俺の持ってるバイクは全部ウェットだ。オイルをどこに溜めておくかの違いで、ウェットサンプ式はエンジン下部のオイルパンという所にオイルを溜めている。オイルポンプでエンジンの必要な部分に油圧をかけてオイルをかける。その他の部分はオイルが飛びちることで潤滑や冷却をする。ジャブジャブかけて落ちてきたオイルをオイルパンでうける。これがウェットサンプ。簡単な構造で僕はこっちが好み。ただ、レースマシンなどではエンジン下部にデーンとあるでかいオイルパンは邪魔そうだね。
 ドライサンプ式はオイルをオイルキャッチタンクで溜めている。エンジン下部のオイルパンは小さくスリムだ。そうそう、オイル交換後で注意したいのはドライサンプ式の場合だ。オイルを抜いて新しいのを入れた直後のエンジン始動時、できればプラグを抜くなどしてセルをまわすか、キック式の場合は空キックで何回かクランクをまわしておいた方が無難だ。これはドライの場合はオイルがすぐにエンジンにまわりにくいからだ。


10W-40?
 バイクのオイルを入れるキャップのところなどにこんな記載があるよね。これはエンジンオイルの規定の粘度を表している。
 オイルは硬すぎると抵抗になってパワーをロスするし、逆に軟らかすぎるとガチャガチャとメカどうしの当たりが強くなってしまう。数値は小さければ軟らかく、大きければ硬いことを示す。例えば「10W-40」場合、10Wは摂氏-18度付近(華氏0度)での粘度番号。Wはウィンターの意味で数字が小さいほど低温でも軟らさを保てることを示している。40の方は摂氏100度付近(華氏210度)での粘度番号で大きいほど高温でも硬さを保てる。つまり高温でも油膜がしっかりとエンジンを保護できるということ。ただし、この数値はWの前が小さくて 後ろが大きければ良いというわけじゃない。バリバリマルチグレードで5W-50なんてのもあるけど、摂氏100度での硬さがあんまり他と変わらないなどというのは良く聞く話だ。 また同じ10W-40でも硬かったり軟らかかったりというのがあるから、結局はバイクにあわせて自分で選ぶしかないという感じ。各オイルの粘度についての詳しい 数値はカタログなどで調べることができる。
 各エンジンはオイル粘度を考慮して造られているから、基準に従うのが無難。それで試してみてから少しずつ換えてみるのは面 白いかもしれないが、あまり冒険すると良くも悪くもそれなりの"結果"も出るからね、要注意。

 それからこれは余談だが今回のバイク、東京から個人買でひっぱってくる途中でオイル漏れを起こして、早朝で開いているバイク屋もなかったため、ガソリンスタンドで4輪車のオイル(一応10W-40)を買って足しながら走ってきた。4輪用を使ってみて思ったけど、同じ数値でも4輪はミッションオイルが別 だからなのか若干粘度が低い気がした。やたらエンジン内部がガチャガチャうるさかったのだ、もっとも古いバイクであまり整備もしていなかったそうなので、残っていたオイル自体も古かったのかもしれないが(笑)


 さてさて、この手の話はつきることがないのでこのあたりでお開きとしておきます。来月は今、話題のアーシング(※1)なんかやってみちゃったりしてぇ〜、なんて思っているのだがどうだろう?さてさて、貧乏な俺は、どう安くあげるか・・・それが問題だ。(っつうかプラグコードでも換えた方がいいんじゃないかという気も・・・)

p.s.
 と、いうことで、まぁ、今回は「オイル交換のススメ」って感じでした。バイクの状態を普通 に保つのには大切なことだから、じっくり研究してみると面白いと思います。綺麗にカスタムしたのにオイルにお金ケチっちゃうなんて、結局もったいない話なんだよ〜ン。(←ケチったヒト)


※1 アーシング:アースイング(Earthing)。元々江戸っ子のツカはアーシングと言う。バッテリーのマイナス端子を積極的にアースすることにより、電流の流れを円滑にし出力アップを計ろうというもの。電気も明るくなんのかな?まぁ、アース抵抗省いたくらいでは電圧はほとんど変わらないはずだが、それでも微細な抵抗差をケチくさくも小さくし、なんとか旧車の乗り心意気が良いものになるのなら・・・と、またもや「試したい欲求が!」。各パーツを新しいのに換えちゃえばいい話だが・・・俺はババァの若づくり賛成派! (笑)

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