▲いつも使う工具箱に入っている物。ドライバー、ペンチ類、複数バイクがあるため各種プラグレンチ、車高調整用の工具、トンカチ、ノギス、真鍮ブラシ、六角レンチ、接着剤、ゴムのり、サビ止め、ワイヤ外しなどなど・・・。


 さて、皆さんはバイクをいじる時にどんな工具を使っていますか?
 ちなみにその昔、俺は車載工具でバラしていました。でもこれは基本的に応急処置用の物であったらしく(周知の事実だったらしい)、ネジをなめたり(ネジ山がつぶれること)して、よくネジがとれなくなったものです。まずモンキーでネジがズルッといってしまい。アタフタして何かネジをまわせる物を探して今度はスパナでズルッ。その後これならということでソケットレンチを使って、それでもダメでメガネレンチでなんとか外すという事のくりかえし。その度にホームセンターやらバイク屋を行ったり来たり。いつの間にやら工具が手元に増えていきました。ネジなめ先輩からの意見ですが、基本的にモンキー、スパナ、ソケットレンチ、メガネレンチの順でトルクをかけやすくなっていく。
  最初からメガネレンチを使うとネジをなめにくいって事ですね。ハハハ・・・(汗)



 そんなオバカな俺も今では車載にまでメガネレンチやソケットレンチを持ち歩くようになって、旅先でのトラブルも随分と減った。バイク屋でいらなくなったからともらった工具箱も、並んだ工具も、買った状況やもらった人の顔が浮かんだり、それぞれに思い出があって面白い。左のソケットレンチは中学生の時に小遣いをためて近所のホームセンターでやっと買った物。当時はスクーターやチャリンコをいじったりする程度だったけど、これのおかげですごく作業が楽になったと感動したのだった。

 今も相変わらずバイクのいじる範囲は、外装、キャブ、排気系、エンジンまわりへと広がり続けているせいで工具は少しずつ買い足されて、増え続けている。ネジのピッチが測れるピッチゲージは結構便利だし、タペットのクリアランスを調整したりスキ間を計るのに使うシックネスゲージは旧車のエンジンを好調に保つのに必須だ。キャブレター内部や特殊なネジをまわすために、やすりや砥石で削って作った自作ドライバーも増えてきた。

▲右からインシロック(配線をまとめる物)、純正のネジやゴムパーツを入れたフィルムケースと
  ひっかけ工具(アクセルワイヤーなどを外す時に使う)、針金、スバナ、メガネレンチ、圧着ペンチ、ピッチゲージとシックネスゲージ。



 僕のカスタム(ジャンクパーツばかりだが)の定番と言えばやはり磨きだ。右の写真はドリルにつけて使う物。真鍮ブラシは優れ物で錆びて汚れたマフラーもピカピカになる。
 音がうるさいのが気になるんだが、こいつをドリルの先につけてチュイーンとやるとビシビシ表面が削れるのだ。
 細かい金属のバリも吹き飛ばしてしまうので、使う時は必ず防護メガネと防塵マスクをするように。鉄粉が目にささったらタダじゃすまないからね。(ちなみに俺はメガネのままやって、油やら鉄粉が飛んでレンズが汚くなっちまったことがある。。。まぁ、要注意だす。 (-o-;)
 もっとも最後の仕上げは相変わらず耐水ペーパー!ドリルはあくまで荒削り用です。耐水ペーパー(紙やすり)で丹念に磨くと下の写真のスパトラ(マフラー)のようになる。これも元は錆びだらけのジャンク品だったのだ。

▲ドリル関連のツール。右上から磨き用のバフ、真鍮ブラシ、やすり。それとドリル各種歯。作業は粉や破片が飛び散るので防護マスクと防護メガネをかけダンボール箱の中で作業する。音がうるさいので昼間にちょこっとだけ使う。静かな物ないのかな。
 ヤフオクで売られていたジャンク品を落札して、3日ほどかけて磨いた。今は折れていた皿のボルトもうえかえて、バイクへの取り付けを待つばかり。取り付けるバイクはジェベルです。これつけてカスタムしようと思ってるのです。

  上から、大型ウィンカー、スーパートラップマフラー、先だけアルミフェンダー。

 これの他にあとはタレ布風防などをつけようかと思っています。
 頭になんとなく姿が浮かんだあなたは、そう、結構な年かもしれません。懐かしい旭の風防あたりをつけて!ちょっと前に倒して。。。

 えー。

  あんまりイカれたカスタムにするとTJに「そんなの載せるのか!」などと言われそうなんで、そこそこにはするつもりですが。。。

 今はまだ風防がまだいい出物が見つからないんで、ここで作業が止まっています。完成したらまた公開したいと思います。(そろそろツーリングスポットの紹介とかもやらないとマズイ気がするので、その後になるとは思いますが・・・)

 えーと、話が脱線したので軌道修正します。

 左の写真は電装系の工具や接点金具などです。テスターや、かしめ用の金具などです。バイクの配線はきちんとしておかないとショートして発火の原因にもなるから重要。ガソリンを股下にはさんで走る乗り物なだけに引火したらおおごとだ。
 接点金具や細かいパーツはゴチャゴチャしてしまうと、自分でもどこに何が入っているか分からなくなってしまうので、各パーツごとにわけて入れることのできるケースにしまっている。同様に新品のネジも透明のしきり板のあるケースに入れて、上にネジのサイズをマジックで書いて入れてある。それ以外は青いBOXにほおりこむ。
 写真左上から接点金具、新品ネジ入れ、ヒューズやワッシャ類、とテスター。これはもう十年近く使っている代物。右の一覧の右上にあるのは磨き用の耐水ペーパー。400番から1000番は多用されるから、僕の場合は大判を買う方がお特。

 オマケとして公開。下は時計を分解するための精密工具。これがバイクのメーターまわりなどにも使える。自在万力は小さなパーツを加工するのに便利だよ。

 バイクをいろいろとイジったりしていると、時には「これは無理かな」と思う事も多いけど、なんとかする方法を発見できた時は嬉しさも大きいからね。結構、楽しんで僕はこんな無駄なことに没頭している(笑)
 そのための工具が入った箱は、言ってみれば俺の大切な宝箱なんかもしれない。

 それにしても今回、仕事が忙しくてTJの原稿締めきり日の朝に床に工具をひろげて画像を撮ってたんだけど(おいおい)、工具箱のサビも一緒に落ちて激汚く。。。!!!
 朝から雑巾がけをするハメに・・・トホホ。(何してんだか)以下はその連続写真だ!! (ヤケクソだ)

 来月こそは改造したジェベルちゃんの峠連続写真でも載せたいぞ!!

  
 とりあえず、経費で・・・ビーナスライン 行きて〜!!!


 ツカでした。