今月登場していただいた、国際ラリーニストのKAZUさんは10月のUAEラリー(U.A.E Desert Challenge)への参加予定者だった。僕もサポートとして同行する予定だった。
 しかし突然の惨事となった9月11日の米NY同時多発テロ、そしてテロ首謀者が決定的には分からないままの戦争突入。これらの事態を考慮して参加中止を決定した。
 戦争で多くの人命が失われることを考えると残念で仕方がない。なんとかならないものかと思うが、僕のような民間人に何ができよう・・・今のところ祈る事と、戦争反対の署名を書くことぐらいしかできない自分を情けなく思う。    <ツカ>

 近場にも結構楽しいところはあるもので。今回は岩瀬浜と常願寺川の河川敷を巡ってきた。一緒に行ったのは、富山市在住の国際ラリーニストKAZU氏だ。彼は国内エンデューロレースに飽き足らず、オーストラリアなど国外ラリーへの参加にも挑戦してきた根っからのバイク好きだ。この日も朝も早くからの近場ツーリングに付き合ってくれた。
 富山市を北へ向かう。今日は岩瀬浜だ。通称空港線から護国神社前へと次く街路樹のある道は僕のお気に入りである。JR線をくぐり抜け駅裏へ。オーバードホールやカナルパークのある駅北を抜けて海へと走る。競輪場前の並木道を抜け、神社の前を過ぎる頃、風が潮の香を運んでくる。

 運河をこえる橋を渡ると、もう岩瀬浜だ。オフロードバイクゆえに階段からトコトコと浜へ出るのは簡単。秋の海にはサーファーのRV車と、デートにフラッと立ち寄ったカップルなどがちらついているぐらいで、意外にひっとりとしている。海の家が賑わう夏の盛りとは違い、静かで「岩瀬浜ってこんなに広かったっけ。」などと思ってしまう。やはりオフ車は自然いっぱいの中で遊ぶのが楽しい。見晴らしの良い中、ズダダダーと走ると、何やら気持ちがすーっとしてくる。
 KAZU氏によれば、オーストラリアの砂は日本の砂浜と比べ物にならないくらい粒子が細かいそうだ。乾けば粉に、湿ればドロに、雨の後にはレンガみたいになるユそんな場所を走ってきたからだろう、彼の走りには安定感がある。
 僕の自己流の走り方に彼がアドバイスをくれた。
 「アクセルはなるべく開けて走るといいですよ。
 それからクラッチはあまり使わない方がいいですね。砂地では滑らせすぎになって、ダメになっちゃいますよ。」
 言われた通りに意識してクラッチを手短に切り、なるべく繋いだ状態を維持する。アクセル操作だけで走ってみる。クラッチレバーにもブレーキレバーにも指をかけないで運転すると、体が自然に体重移動だけでバランスを取ろうとするから面 白い。

 岩瀬浜でしばらく遊んだ僕らは、海沿いの道路を東へ向かい常願寺川まで出た。川の東側の土手を走る。草の匂いが心地いい。途中、オフ車に出会う。赤いXR250だ。珍しいバイクだ。ライダーに話を聞くと、コケてしまって休憩していたのだそうだ。
 帰りはスーパー農道を通って富山市へと戻った。
 さて、昼からは仕事が待っている。

 たまにはこんな「ちょこっとツーリング」もいいものです。
 —では、また来月—




ガソリンタンク
XR600Rの純正ガソリンタンクは9リットルだが、22リットルのビックタンクへ変更。砂漠での長距離走行に耐えうる仕様となっている。現在は更に25リットルサイズへ膨らませてある。

エンジンガード
裏に工具を携行。反対側は水タンクを兼ねている。水は2リットルの携行がレギュレーションで義務づけられている。アルミ製の特注品だ。

ヘッドまわり
下からマップホルダー、ICO、GPS。マップホルダーは、コマ図というラリー特有の地図を巻き付けるための物。ライダーはこれを頼りに走行する。ICOは距離計。GPSは衛星によって自分の位置を割り出す装置。最近ではカーナビとして普及している。

ステアリングダンパー
砂地での走行のハンドルのフラつきを押さえる役割を果たす。

足まわり
フロントサスペンションは、マルゾッキーのマグナム45に、リアサスはオーリンズに変更。

スタンド
砂地でももぐらないようリングが装着してある。

※御覧のような重装備なので、街中の移動では目立つこと・・・
皆が振り向きます。




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